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戻ってくる場所を作っておく

非日常的な日常になってすでに2ヶ月以上。先日緊急事態宣言が解除されたことで、ホッとしている人もいれば、また日常が変わることに動揺を感じている人もいるかもしれません。私たちの外の世界も、内側の世界も、実は常に動いています。変わらないと思っていた日常が、実はすごく脆いものだったということを、今回のコロナ禍は示しています。

いろんなことが移り変わっていくのは事実だけれど、変わらない物もあるんです。それが、今ここに戻り、優しい眼差しで起こっていることを見てあげるという視点。ヨガでは「目撃者の視点、Witness consciousness」と呼んでいます。例えば、ヨガをしている時も、忙しなくマインドが働いて、瞑想をしていても落ち着かない、という体験はどんな人も経験があると思います。もちろん私も!そんな時に、あちらこちらに引っ張れている状態は、川の中に飛び込んで流れにあちこち引っ張れれて、必死になっているのと同じ状態です。でも、そんな中、戻ってくるところ、目撃者の視点に戻ると、「あ、私今すごく焦ってるんだ」「明日から出勤になることで、こんなことを心配してるんだ」と気づいてきます。起こっていることは変わらないけれど、川の上でボートを漕いでいるような状態です。流れに身を置いているんだけれど、「あそこは流れが急だな」とか「うわあ、魚が跳ねてる!」みたいな気づきを持ちながらいることができるのです。

これを少しでも実践し始めると、戻ってくるところができて、安心できます。特にこれからまた新しい日常が形作られていく中で、戻ってこれる場所を作っておくことはとても大切。電車通勤に戻ったとしても、目を閉じて5回深呼吸して、私は今何を感じているのかな、と意識的に聞いてみる。そして見えてきたこと、あるいは何も感じないかもしれませんが、そうなんだね、と優しい眼差しで見てあげる。この気づきの場所があることで、また始まる生活の変化にただ流されてしまうのではなく、自分が何を感じているか、どうしたいのかを大切にしなが歩むことができます。特に、どうするべきか、自粛や規制がなくなってくと、より自分で判断する必要が出てくるので、今からヨガを通して、また日常を通して、培っていきたい習慣です。

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